2014/04/13
Living legend
先日ジェフベックのライブを観て・・・
音楽や演奏の素晴らしさはもちろんだけど、それ以上の多くの事を感じました。
正直、楽曲や楽器、演奏などについてはそれほど詳しい訳ではないので、評論家やwikipediaに任せるとして自分が真っ先に感じたことは、ファッション・スタイル。
白のストラトキャスターが引き立つ、黒ベースのモノトーンでタイトなシルエット。ミディアムロング、その昔 ”狼カット” と言われたヘアスタイル。もちろん体型や立ち姿もそのまま。さらに圧巻だったのは黒のジャケットを脱ぐと肩まで捲り上げた白のTシャツに黒のベスト。
この時の『きたー!』という感覚は、まさに水戸黄門の印籠や最近で半沢直樹の猛反撃に似た感覚で、初めて知ったジェフベックのまま数十年間変わらない、ある意味ロックギタリストのドレス・コードを作ったスタイル、そして自分自身のスタイリングにも多大な影響を与えられている一番観たかったジェフそのものだった。
男の生き様として、俗にいう ”年齢と共に枯れる” 格好良さ と、”生涯普遍的に貫き通す” 格好良さがあると思うけど、『世界三大ギタリスト』として比較されるエリッククラプトンやジミーペイジは前者であり、ジェフやミックジャガーなどは後者の代表と言えるのかもしれない。ここで言う4人は、ほぼ70歳。
Eric Clapton
Jimmy Page
Mick Jagger / THE ROLLING STONES
もちろん、彼らが常に良い時代を過ごしてきた訳じゃないし、単純にこれらのリヴィングレジェンドたちと比べること自体どうなんだろうという事はさておき、周りの環境や価値観や評価にぶれることなく自分の生き様や信念を貫き、らしさやスタイルを持ち続け生きることは、本当に格好良いなぁと。
峰江卓也
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